我が家は、路地の奥の再建築不可物件。
通常の住宅ローンが使えません。
最初に不動産屋Sさんに問い合わせたときは、現金一括購入になると説明されました。
これは売主さん(こちらも業者さん)もそのように認識していました。
不動産屋さんにとって、接道してない物件には住宅ローンが使えないというのは常識なんだと思います。
私はそんな物件に惚れこんでしまいました…
未練たらしく、なにか方法がないのか情報を検索しましたよ。
そこで、京町家として正式に「京町家カルテ」に登録されたら使える住宅ローンがあることを見つけたのです。
これが使えるのでは?
(ただし、普通の住宅ローンより金利が高い)
急いで不動産会社のSさんにメールで問い合わせたところ、この物件は、接道してないため「京町家カルテ」に登録できず、そのため、私が見つけた住宅ローンは使えないのだとの回答でした。
接道ってな~に?
ざっくり言うと、路地の奥なのがNG
そもそも接道していないから再建築不可で、「京町家カルテ」に登録するにも接道していることという条件があったのです…
ただ、私が未練タラタラなことが分かったSさんは、以前、現在の建築基準法に適応していない物件に対して融資してくれたことがある、信金の担当者さんに問い合わせてくれたのです。
そして、物件を担保にしないローンのプランを紹介されたのでした。
この辺は私もちゃんと理解していないので、ググっていただくのが良いと思いますが、通常の住宅ローンは、物件の価値を担保に融資を行う。
しかし、再建築不可物件に担保価値がないため、融資を行うことはできない。
だから、無担保で融資するプランを提案したということだと考えています。
通常の住宅ローンよりも金利は高い(2.3%だったかと)ですが、Sさんが返済金額を計算して教えてくれた金額は、私の年収でも35年ローンなら何とかなりそうな額でした。
できれば20年くらいで返済を終えたいんですけどね…
迷いましたが、とにかく説明を聞いてみようと思い、Sさんに車でその信金の支店まで連れて行ってもらいました。
ちょっと話がそれますが、銀行まで送ってくれるのは一般的なサービスなんですかね?
支店の場所が、車でないと行きにくい交通の便が悪い場所だったので、非常にありがたかったです。
支店で対応してくれた信金のAさんに、パンフレットをもらい詳しい説明を受けていたのですが、途中で私が話を遮ることになります。
このプランは私には無理です!
なぜなら、パンフレットには、返済期間は最大20年と記載されていたのです。
Sさんと私は、返済期間を35年で計算していました。
15年圧縮されたら、到底無理だと判断しました。
(続きます)