再建築不可物件を購入するために無担保ローンを案内されたのですが、返済期間が短いことがわかり、私には無理だと判断しました。
不動産屋Sさんも返済期間が短いことは聞いておらず、やめた方がいいという意見です。
そこで、信金のAさんが、とりあえず月々の返済金額を計算してきますと席を外しました。
結構待たされたと思います。
私はもう無理なのはわかってるから、早く帰りたい気持ちでした。
そこへAさんが、計算結果を記載した用紙をもって戻ってきましたが、予想通り私の予算を大幅にオーバーしています。
結果を確認して、今回はご縁がありませんでしたとあいさつしようとしたのですが、Aさんはテーブルに乗せられていた物件資料を手に取り熱心にチェックしています。
担保価値がないと事前に言われていたので、物件資料は不要だったのですが、Sさんが念のために持ってきた物件資料が、テーブルに広げられていたのです。
そして、Aさんから質問されたのです。
この物件は町家ですか?
京町家ですが、接道してなくて「京町家カルテ」には登録できないという説明をしたところ、うちの金庫の町家ローンが使えるかもしれないので、パンフレットを持ってきますと、Aさんは改めて席を立たれました。
私とSさんは、ここの信金で町家ローンの扱いってあったっけ?とやや困惑。
(私が以前見つけた町家ローンは、別の信金のプランでした。)
戻ってきたAさんにパンフレットを見せてもらうと、京町家であることが証明されている物件には、通常の住宅ローンが使えるという案内が記載されています。
しかし、その証明に必要なのは「京町家カルテ」に登録されていること という記載もあります。
接道してないから「京町家カルテ」に登録することはできないんですが…
そこでAさんから、「京町家カルテ」に登録されていなくても、当金庫の独自基準で、京町家であると判断される物件には融資を行うことが可能なのですとの説明が!
その独自基準とは、まずは昭和25年以前に建てられた建物であることが証明できること。
そんなこと証明できるの?
(続きます)