路地裏の生活者

路地の奥のリノベーション済み京町家で猫たちと共に暮らしています。長年暮らした築100年を超えるレンガ造りアパートメントが取り壊されることになり、中古マンションの購入を検討しましたが、たどり着いたのは築100年越えの路地の奥の町家でした。

高齢者の賃貸物件探し その2

賃貸住宅を借りる際、ペットを飼っている人間も嫌がられますが、高齢者も避けられます。

この場合の、高齢者って何歳くらいだと思いますか?

旧アパートからの引越し先を探した方の中には、田中さん(最長老90代女性)のことが気にかかっていて、自身の物件探しの際に、高齢者OKの物件を扱っているか聞いてみた人がいます。

70歳くらいで子供が保証人になるなら、貸してくれるところもあるとのこと。

90代後半で子供のいない田中さんは、非常に不利でした。

保証人がいない場合は、保証会社を利用する方法もあるそうですけどね。

田中さんの引越し先については、あの憎ったらしい地上げ屋も探す努力はしていたようです。

一応、引越し先が決まらない人がいるのに、無理やり取り壊そうというつもりではなかったようですわね。

地上げ屋自体は、京都市内の物件を持っていないので、他の業者に委託しただけですが、何件か紹介していました。

しかし、田中さんの条件である、旧アパートの近所で、アパートの1階という物件はなく…

田中さんの親族は、入所可能な介護施設を探していたようですが、介護施設はねえ、噂通りすぐには空き物件が見つかりません。

 

最終的には元の管理会社のじいちゃんが、かなりの力技で引っ越し先を用意してくれました。

路地の長屋の1軒を購入して、住めるようにリフォームしたのだそうです。

 

必要な物件が無いというなら、作ってしまえホトトギス

 

思い切りがいいですわ~

不動産屋のじいちゃん、グッジョブ( ̄ー ̄)b

この不動産屋のじいちゃんには、迷惑も掛けられているので、すごく良い人とは断言できないのですが、仁義は通す人やったなと思っております。

というわけで、田中さんと私は似たようなタイプの住まいへ引っ越すことになったのでした^^

高齢者の賃貸物件探しが非常に厳しいのは間違いないのですが、田中さんの場合は、本人のこれまで築いてきた良好な人間関係が良い結果を導いた事例だなあと思いました。

なかなかこう上手くはいかないでしょうね。

 

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田中さんとは1度だけ会ったことがあるハンサムボーイ。

あまりの大きさにびっくりされましたの^^;

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 田中さんに大きい猫!って言われたよ