私が長年暮らした築100年越えのレンガ造りアパートメントは、オーナーが変わったことがきっかけで取り壊されることになりました。
そのため、私は現在の住まいを購入し、他の住人も各々引っ越し先を見つけ、最高齢(90代)の田中さん(仮名)の引っ越し先が決定してひと段落つきました。
田中さんの引っ越し業者の手配や電気・ガスの契約手続きは、ケアマネージャーさんが引き受けてくれたそうです。
高齢者には頼りになる存在ですね。
私も事故死しない限り、いつか世話になる時が来るのであろう…
結局すべての住人が退去したのは、地上げ屋がやってきてからもうすぐ半年といった時期でした。
6か月以内に全員退去したのが、地上げ屋の思惑通りで腹立たしいような、当初の要求が2,3か月以内の退去だったことを考えると、粘った方なのか…
私が退去したのは、5か月が過ぎる頃でした。
家の購入手続きが終わってから簡易なリフォーム工事をしたとはいえ、工事が終わった後も1か月以上、旧アパートで暮らしたのは、名残惜しかったからですわ。
こんなことができたのは、ローンと家賃の二重払いを心配しなくて良かったからです。
家賃で相殺の条件を勝ち取っておいて良かった~
でも、私が最後の住人ではありませんでした。
最後まで残らなかったのは、最後のひとりになるのは…
だって寂しいじゃありませんか!
その役目はお向かいさんにお任せしました^^;
私は現在住んでいる町家を非常に気に入っていますが、あのアパートのことも本当に大好きでした。
あの部屋から出なくてはならない以上、引っ越し先が現在の住まいだったことは、とてもラッキーなことなのですが、それでも、旧アパートが取り壊されるのは非常に残念でした。
しかも、現在は更地のまま放置されているんです!
別に何かを建ててほしいわけではありませんが、あんなに取り壊しを急いだのは何だったんだ(# ゚Д゚)
全員の退去が済んだ後、3階、4階のメンバーのうち都合の合うメンバーで一度集まりました。
旧アパートが取り壊される前に、各自の部屋の内覧会を開催♪
それぞれ工夫を凝らしたこと、欠点、愛着のあった部分などを話しましたわ。
ある程度のDIYが許される物件だったので、私は防音工事をしてたし、棚を追加してた人もいました。
これ、家具もある状態で見学できたらもっと楽しかったでしょうね♪
当日は電気も通ってなかったので、事前に撮った写真ですが。
青空に映えるアパートの 異様 威容!電線がすごい^^;
いろいろ剥き出しの玄関前
キッチン
DIYで防音工事した寝室
居間
レンガ造りの外壁と高齢者愛用の手押し車w
いつまでも忘れないわ
思い出深い日々をありがとう!