我が家は築100年超えの路地の奥のリノベーション済み京町家です。
京町家の多くが、隣と壁を共有する長屋でして、我が家も同様に南北に連なる3連棟の北の端の家です。
四方を住宅に囲まれた家
3方向が住宅に囲まれている敷地は、都市部では結構多いですが、我が家は4方向を囲まれています…
西側:玄関と掃き出し窓がある家の正面。
2.5m程度の幅の路地を挟んでお向いさんの家の正面
北側:2m弱の路地を挟んで2階建ての長屋
南側:お隣と壁共有
東側:裏のお宅の敷地。家は小さい庭を挟んで建っている。
かなり日当たりも風通しも悪そうな立地ですが、意外にも大丈夫です。
坪庭を設けて東と南向きの窓を確保
家の南東方向、最も日当たりが良い位置が、坪庭になっています。
南側と東側は3mくらいの高さの塀に囲まれていますが、この坪庭には十分な日光が注ぎます。
南側の壁を共有するお隣も、我が家と同じく家の奥側は1階建てなので、屋根は塀より低いです。
我が家の裏隣りにあたる東側のお宅は、庭を設けているため、建物は数メートル離れています。
そしてこの日光の入る坪庭に向けて、ダイニングの大きな窓というか庭への扉と洗面所の窓があるため、我が家のダイニングの採光は確保されています ♪
坪庭への扉の上方には、アイコンに使っている高窓もあり、差し込む明かりが白い壁に反射して、全体的にぼわんと明るいです。
午後になると陰るのは早いですけれど、平日の昼間は仕事で留守ですからね。
朝だけ明るければ満足ですわ。
日の出の遅い冬はちょっとつらいですけどね^^;
坪庭には、シンボルツリーのシマトネリコが植えられています♪
東側から我が家を見たらこんな感じ
直射日光が入らなくても自然光は取り込みたい!
私は現在の住まいに満足していて、1階にほぼ直射日光が入らないことは、欠点ととらえていないのですが、自然光が全く入らなくて朝から照明をつけないといけなかったら、この家を買おうとは思わなかったんじゃないかしら?
昔ながらの京町家には、基本的に坪庭があるのですが、お風呂を増設するためにつぶしてしまうパターンが多いようです。
昔は銭湯利用が一般的で家にはお風呂はなかったですからね。
もしかしたら、うちの坪庭も一度はつぶされて、リノベーション工事で復活したのかもしれません。
町家に限らず、住宅密集地に家を建てる場合、敷地全体の広さが限られていることが多いはず。
狭い敷地にできるだけ建坪を確保したいという気持ちはわかりますが、建坪を減らしたとしても坪庭を設けて、明かりと風通しを確保できれば住み心地は格段にアップすると思います。
建坪を減らした分は、荷物を減らして対応できるはずですわ!
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