路地裏の生活者

路地の奥のリノベーション済み京町家で猫たちと共に暮らしています。長年暮らした築100年を超えるレンガ造りアパートメントが取り壊されることになり、中古マンションの購入を検討しましたが、たどり着いたのは築100年越えの路地の奥の町家でした。庶民の京町家暮らし。

現金一括で家を買うのはどんな人?再建築不可物件は住宅ローンが使えない

住宅を購入した人、または住宅の購入を検討している人の多くが利用する住宅ローン。

私も住宅ローンを利用しています。

購入する物件の価格によっては、庶民でも現金で購入することは可能ですが、おそらくかなりの少数派でしょう。

私が購入した家は、路地の奥の再建築不可物件です。

そして、再建築不可物件の購入には、通常は住宅ローンが利用できません。

ローン自体は利用できるのですが、住宅ローン程、低金利ではありません。

 返済期間も短めで、このため毎月の返済額が大きくなります。

www.inthe-alley.net

 

それで私も、路地の家の購入を一度はあきらめかけたんですよね…

 

 

京都中信の町家ローンを利用しました。

本来なら、低金利の住宅ローンは使えない再建築不可物件ですが、京都市の町家の場合はやや事情が異なります。

京都中信に融資を申し込んだ際、最初は単に接道していない再建築不可物件だと説明していたため、無担保ローンを紹介されたのです。

しかし融資担当者さんが、物件資料に目を通した結果、対象物件が町家であることに気づいて、町家向けの住宅ローンを紹介してくれたのでした。

金利も返済期間も、通常の住宅ローンと同じ条件です!

 

中信が独自に設定している町家基準をクリアしていれば、使えるプランです。

審査結果が出るまでが、長く感じました~

 

京信ではなくて中信です

紛らわしい名前の京都信用金庫(京信)と京都中央信用金庫(中信)

私が調べた当時は、京信の方が「町家ローン」をアピールしていて、少なくともネット上の情報では、中信の「町家ローン」プランは見かけませんでした。

でも、私が融資を受けたのは、中信の方です。

京信の町家ローンは、再建築不可物件には使えないプランでした。

*現在は、それぞれの基準が変わっているかもしれません。

 

現金一括で家を買うのはどんな人?

結局私は、運よく住宅ローンが使えることになったのですが、うちのように住宅ローンが使えないと言われる再建築不可物件を購入する人は、どんな人なのかしら?

気になって、仲介業者さんやリノベーション町家の販売を得意にしている売り主の不動産屋さんに質問したのです。

するとやはり、チャイナマネーが強いらしいです。

日本人なら会社経営者。

実際、私が購入した路地の奥の京町家に対して、興味を示した人は、現金一括購入が前提の社長さんだったらしい。

お金ってあるところにはあるんですねぇ。

庶民である私は、こつこつローンを返済していく予定です^^

 

再建築不可物件なら庶民でも現金一括購入できるのでは?

でも考えてみれば、路地の奥の町家はリノベーション工事前なら、住宅としてはかなり安く売られています。

状態によりますが、200万~500万程度で見かけるので、庶民でも一括購入可能。

我が家はフルリノベーション済みだったため、一括購入できる金額ではありませんでしたが、リノベ前の状態で一括購入して、自分でリノベーション工事を依頼するという手順なら、お金持ちでなくても実現可能な気がします。

ただし、安いのは、ほぼ建て直すくらいの大工事が必要だと思う…

京都で町家に暮らしたいと考えている方は、そのまま住めるくらい状態の良い町家はめっちゃお高いので、リノベーション前提で、おてごろな未改装町家(再建築不可物件)を探す方が早道かもしれません。

  

 

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