ものぐさな性格から、長年お気に入りの版画をファイルケースに入れて飾っていたわたくし。
先日、本棚カバーにする生地を買いに行った際、作品を飾るための額縁も探してきました。
額に入れたい作品を持って額装屋さんへ
実際に嵌めてみないと決められないということを学んだので、今回はちゃんと作品を持って額縁屋さんを訪問しましたわよ。
油彩用の額を購入したのと同じお店です。
額縁を専門店で購入することって、私の人生ではめったにないことなので、このお店しか知りません^^;
すぐ近くにもう1軒あるんですが、なんとなく前回と同じお店を選びました。
寺町三条上った辺りなんですが、額縁屋さんという割と珍しい職種が近接しているのって、ここしか心当たりがありません。
店員さんにご相談
洋服屋さんとかなら、あんまり店員さんに話しかけて欲しくないけれど、今回はこちらから店員さんに相談しましたの。
作品を見せて、これを飾るための額を探していますと。
ちょっと恥ずかしかったですわ。
なぜって、ファイケースが特にUV加工とかではなかったので、作品がやや日焼けしてしまっていたんです…
普段見ている分には気づかなかったけれど、ケースから出すと一目瞭然でした。
あんまり大切にしてなかったなと、私のずぼらさを見抜かれたと思う^^;
もちろんそんなことは指摘されずに、すぐに版画などの薄い紙の作品用の額縁のコーナーに案内してくれましたけどね。
実店舗はネット通販より選択肢が少ないけれど
油彩の額縁を購入した時にわかっていましたが、実店舗はネット通販ほど品ぞろえは多くありません。
それでも実際に直接見て触ることができるのが実店舗の強み!
気に入るものが無ければどうしようもありませんが、素敵な額がそろっています♪
事前に私がイメージしていたのはシンプルな黒のプラ製の細めのフレームでした。
我が家の壁は真っ白なので白は合わなさそう。
でも実際に作品と合わせてみると、フレームが太めの方が良いかも?
版画用にメタリックなフレームを選びました。
私が飾りたいのはユアサ ケイコさんの『HUMAN RACE』という作品。
パッと見は、猫が描かれているのでほのぼのしているように感じません?
でもよく見ると、猫は足を怪我しているし、バックも荒廃した風景。
髑髏も転がっているのです。
この砂漠の街のようなイメージに合うのは、メタリックなフレームではないかと感じました。
迷ったのは同じデザインのサイズ違い。
もう一回り大きい額にして、余白を大きくした方が作品が映えるかしら?
迷ったけれど、飾るスペースのことも考えて、この画像のサイズを選びました。
余白を埋めるように白い厚紙で内側の台紙(?)を作ってもらいました。
これも色を何パターンか合わせて、この白を選びました。
白も複数種類あるんで、実際に当ててみて決めました。
幅も微調整してもらって、上の画像が完成品です♪
この台紙を作ってもらうのを待っている間に、スマート珈琲店でフレンチトーストを食べたのでした^^
すぐ近所なのです。
物語をイメージさせる作品が好き♪
この版画作品は、実は絵本の1ページなんです。
絵本と並べてみたらこんな感じ ↓
絵本があることは版画を購入した時点では知らなかったのですが、どうしてこの猫は怪我してるんだろう?
背景の荒れた風景はどこなんだろう?
そんな疑問で色んなイメージが湧いたのが、惹きつけられた大きな理由だと思います。
昔のこと過ぎてリアルな感情は思い出せませんが^^;
ちなみに、続けざまにアート作品を取り上げたブログを更新しましたが、私はたいしてアートに対して造詣が深いタイプではございません。
素敵な作品を素敵に飾れていないことは、心に引っかかっていたので、やっと気持ちがすっきりしました!
ずぼらな私に購入されたために、長年ファイルケースに飾られていた作品『HUMAN RACE』がやっと似合う額に収められるまでのお話でした。
あ、この作品の表面を覆うアクリル板のような素材はUVカット素材なので、もう日焼けはしません!
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