路地裏の生活者

路地の奥のリノベーション済み京町家で猫たちと共に暮らしています。長年暮らした築100年を超えるレンガ造りアパートメントが取り壊されることになり、中古マンションの購入を検討しましたが、たどり着いたのは築100年越えの路地の奥の町家でした。

コロナ禍での海外移住⑫:猫のリンパ腫

新型コロナの影響で帰国できない友人宅の猫たちのお世話を任されました。

猫たちだけのお留守番生活が始まって2か月が経過したころ、 アメショくんの体重が大幅に減少していることが発覚!

病院で診察してもらった結果、リンパ腫の可能性が高いとのことでした。

 

 

リンパ腫の治療には抗がん剤を使います。

病院での腹部エコーの結果、アメショくんのおなかに腫瘍が見つかり、注射器での細胞採取を行いました。

簡易検査の結果、リンパ腫の可能性が高いとの診断だったのですが、リンパ腫の治療方法で一般的なのは抗がん剤を使う方法だそうです。

強い薬なので副作用が強めに出る子もいる。

そのため、確実にリンパ腫であるという確証を得てから治療を開始したい。

そこで、細胞を外部の専門機関へ送って調べてもらうことになりました。

結果が出るのは1週間後。

それまでは、これ以上の体調悪化を防ぐために、とにかくしっかり食事をとらせるよう指示されたのですが、なかなか思うようには食べてくれない…

 

猫のリンパ腫は予後の悪い病気です。

病院でリンパ腫の可能性が高いと診断された後、猫のリンパ腫について検索しました。

見つかったのは、あまり良くない情報…

治療をしなければ、余命は1~2か月

抗がん剤治療の効果が出れば、1~2年存命できる場合もある。

多くは1年以内に亡くなるようです。

アメショくんの飼い主である友人とは、毎日連絡を取り合っていたので、リンパ腫の可能性が高いと診断されたことは伝えましたが、検索結果については私からは触れませんでした。

でも、みんな検索するよね…

このまま、会えないまま死んじゃうのかな?

それは嫌だ!せめて最後は看取りたい!

友人の願いです。

延期していた猫たちだけでの海外輸送の手配を進めることになりました。

 

 

点滴を受けるために毎日通院することになりました。

ウエットフードに切り替えて食いつきは良くなりましたが、それでもパッケージに記載されている理想的な食事量には程遠い。

口からの食事だけでは栄養が足りていないと思われたので、再び病院へ。

前回の診察から数日しか経っていませんでしたが、体重はさらに減って5キロを切りそうになっていました。

肝臓の値も悪化はしてないけれど、改善もしておらず、今後は毎日点滴に通うことに。

また、点滴で栄養は補給できても、口からの食事をとらせなければならないことに変わりはなく、強制給餌も始めることになったのです。

朝一で病院へアメショくんを預け、夕方にお迎えに行く生活のスタートです。

 

 

猫の強制給餌

毎日、通院して点滴と強制給餌を受けるようになると、肝臓の値は改善してきました。

ただし弊害もあって、強制給餌がスタートして以降、アメショくんは自発的には全く食べなくなってしまったのですorz

大好きだったちゅーるさえ口にしてくれない…

仕方がないので自宅でも強制給餌を始めました。

これが大変で(泣)

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 ウエットフードをミキサーでつぶして針のない注射器で与えるのですが、フードを口に入れることはできるのですがなかなか飲み込んでくれないので無茶苦茶時間がかかる!

大きい方の注射器1本分を食べさせるのに30分は掛かりました。

食べたくないのに無理やり食べ物を口に突っ込まれるのは嫌だよね…

わかる、私だって嫌だ。

でも、それでも飲み込んで欲しいの!

 

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強制給餌を拒否して机の下に籠城するアメショくん

 

貧血の治療も始まりました。

 肝臓の数値を安定させるために始めた点滴でしたが、毎日点滴を受けることで血液が薄まるのだそうです。

食事量が減っていたこともあり、貧血の症状が出てきて、歩くときにふらつくようになりました。

おしっこ飛ばしの悪癖があったアメショくんですが、この当時は立っているのがしんどいらしく腰を落としておしっこをしています。

 

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*システムトイレの高さを乗り越えるのが辛そうだったので、すのこ無のタイプに変更しました。

 

血液中のカリウムが不足していることが原因らしく、点滴でカリウムも投与してもらいます。

メリット・デメリットを比較して、点滴を中止することはできませんでした。

そうこうしているうちに、細胞診の最終結果が届いたのですが、結果は、リンパ腫でした…

 

 

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