路地の奥のリノベーション済み京町家に猫と共に暮らしています。
我が家は、路地の奥の長屋
いわゆる「再建築不可物件」です。
通常、住宅ローンは使えません。
しかし、私は通常の低金利の住宅ローンを利用しています。
再建築不可物件とは?
ざっくり言って、新築に建て直すことが出来ない物件です。
現在の建築基準法で、新築を建てられるのは接道義務を果たしている土地。
公道に土地の間口が幅2メートル以上、接続している必要があります。
うちは路地の奥なので、目の前の通路は私道。
この私道が一般の道路に接している箇所も幅2メートルはなさそうです。
担保価値がないため住宅ローンが利用できない
このような再建築不可物件は、老朽化しても建て直せないため、担保価値が低い。
何なら、リスクの高い負動産扱いです。
そのため、購入時に通常の住宅ローンが使えません。
SUUMOで物件情報を見つけて、問い合わせたときに言われた言葉は、インパクトが大きかった!
この物件は、住宅ローンが使えないので、現金一括払いになりますがよろしいですか?
よろしくありませんわよ!
いやー、もうここでThe END.でおかしくないですよね^^;
見込み客として案内してくれた不動産業さんとの出会い
私が現金購入は無理だと伝えたのに、ちょっと珍しい物件だから、見学だけでもどうですか?と担当者のSさんが声を掛けてくれたのです。
そして、内覧してひと目で惚れ込んだのでした♡
このとき案内してくれたSさんは、おそらく、私がこの物件を購入できなくても、他のマンションとか住宅を購入する可能性があると考えての行動だったのだと思います。
しかし、私はこの物件にひと目惚れしたので、再建築不可物件とは?住宅ローンが使えないのはなぜ?と質問攻めにw
この不動産営業担当者さんとの出会いが、私の運命を変えた気がする。
京都市の独自制度「京まちやカルテ」は使えなかった
住宅ローンが使えない理由を説明され、それでも諦めきれなくて、色々調べて私が見つけたのが「京まちやカルテ」制度
京都市が、町家を残すために作った制度で、一定の条件を満たした住宅は「京まちやカルテ」に登録され、住宅ローンが利用できます。
金利はちょっと高かったと記憶。
さっそく、Sさんにこの制度が利用できないか問い合わせたのですが、カルテに登録する条件が「接道義務を果たしていること」すなわち「再建築不可物件ではないこと」なので無理だとの回答orz
さすがに専門家は、私がググっただけで見つけられる情報は、把握されていました。
八方ふさがりデス…
しかし、私が食い下がったことで、Sさんも独自に何か方法が無いか調べてくれたのです。
過去に建築基準を満たしていない建物に融資してくれたという、Sさんの知り合いの銀行員さんが、案内できるプランがあるとのことで、京都中央信用金庫へ行くことになりました。
づづく…
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