路地裏の生活者

路地の奥のリノベーション済み京町家で猫たちと共に暮らしています。長年暮らした築100年を超えるレンガ造りアパートメントが取り壊されることになり、中古マンションの購入を検討しましたが、たどり着いたのは築100年越えの路地の奥の町家でした。

住まいに潜む危険:トイレに閉じ込められた話

あなたはトイレに閉じ込められたことがありますか?

私は、あります。

あれは一人暮らし初日のことでした。

 

私が恐れるものシリーズみたいなエントリーが続いていますが、めちゃくちゃ焦った経験があることを思い出しました(>ω<;)

 

約20年前、私が一人暮らしを始めたアパートでのことです。

そこは風呂なし、トイレ共同の女性専用アパートでした。

伯父に引っ越し作業を手伝ってもらい、さらにガス台やちょっとした棚をDIYで設置してもらいました。

 流し台はあったけど、ガス台はなかったのよね〜

*住んでいるのが女性のみですが、男性の進入禁止という訳ではありません。

 

この時に、お隣の敷地に住む大家さんとアパートの全ての部屋に挨拶回りをしましたが、アパートに在室している人は1人だけだったかな?ほぼ不在でした。

  

さて、引っ越し作業が終わり伯父が帰宅した後、細かいものの片付けなんかをしていたんだと思います。

この時点で、まだトイレを使っていませんでしたから、きっとお昼は伯父と外食して、お店でトイレを済ませていたのでしょう。

が、時間の問題でトイレに行くことになります。

トイレは1階と2階に各1個。

洗面スペースの奥に個室があり、鍵は個室に付いていました。

個室に入りドアを閉め、後ろ手にカンヌキをパチンと閉めて用を済ませたあと気づきました。

 

このカンヌキ、引き出せない。。。

 

ごく普通のちいさなカンヌキなのですが、カンヌキを引き出すためのつまみがなんらかの理由で根元から折れているのです。

 

 

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     ↑

このつまむところが折れていたの!

 

閉めるときは手元も見ずに、カンヌキのお尻の部分を押して閉めたのですが、開けようと思うと引き出す取っ掛かりがないYO!

私は深爪なので、少しだけ残っているつまみの根元に爪に引っ掛ける事もできません。

 

ど、どうしよう。。。

 

つまんでも左右に動かすことはできず、何となく力を加えられたかなという程度。

トイレに窓はありましたが、サイズが小さく位置が高く、私が脱出できるようなものではありませぬorz

 

ちょっと落ち着いて考えませう。

本当にどうしようもなかったら、大声で叫べば誰かが気づいてくれると思うの。

もしかしたら、他の住人がトイレに来るかもしれないし!

とりあえずは、私の指が力尽きるまで、このカンヌキに挑んでみよう!

 

もう殆どカンヌキを撫でるような感じで、じりじり動かす作業を繰り返し、1時間以上かけて、やっと開けることができたのでしたー\(^o^)/

 

ちなみにトイレのドアをちゃんと見ると、壊れたカンヌキを使わなくてもいいように、後付けで別の鍵がつけられていたのですが、本来の鍵がカンヌキだったんでしょうね。

すっと自然に手がいく位置にあるのが、この壊れたカンヌキだったんです…

もう本当に血の気の引く経験でしたわ。

 

以後、そのアパートに訪ねてきた友人には注意喚起をしていましたが、うっかり私と同じ罠にはまった人が一人おります^^;

複数人で飲み会をしていて、一人が帰ってこないことに誰も気づかなかったため、閉じ込められた本人が自力で脱出してきたのでした。

今考えると、うっかり閉めないようにガムテープでも貼っておけばよかったのにねw

 

こんな罠のある鍵には、滅多にお目にかからないと思いますが、トイレのドアの前に置いていた荷物が倒れてドアが開かなくなるというトラブルはたまに報告されているようです。

安全なはずの自宅内にも思わぬ危険が潜んでいますので、皆さまどうぞお気をつけくださいませ。

 

 

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僕を閉じ込めたらイヤよ

 

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