路地の奥のリノベーション済み京町家に猫と共に暮らしています。
姉妹猫のテンちゃんと共に里子に出す予定だったプリティーガールが、結局我が家に残ることになった経緯です。
プリティーガールたち5きょうだいのママンです。(里親さん撮影)
瞳の色はブルー
子供たちは全員、グリーンの瞳のキジトラとキジ白だったので、パパ似だったのかしら?
誤飲事件
姉妹のてんちゃんと共に2匹揃って里親さんへお届けする予定日の数日前、仕事から帰宅したところ、プリティーガールの様子がおかしい。
部屋のあちこちに胃液を吐いたような跡があるし、それでもさらに何かを吐き出そうとして苦しそうです。
誤飲です…
子猫たちを保護した当初は、私の留守中はケージに閉じ込めていました。
ママン含めて6匹の大所帯だったので、1m×1m くらいのそこそこ広めのケージ。
が、ママンとキジ白3匹が、それぞれ里子に出て、プリティーガールたちキジトラ姉妹が残ったのが、生後5~6か月くらいだったかしら?
この頃には、ケージはデカくて邪魔だったので分解し、私の留守中も自由にさせていたのです。
先住猫の初代ハンサムボーイとも馴染んでいたし。
飲み込んだもの
プリティーガールは、細い紐をかじる傾向があることは、わかっていました。
携帯の充電器のコードを噛みちぎられたことがあります。
私は大抵、手首に髪を縛るためのゴムをはめているのですが、これもしょっちゅう狙われました。
だから、細いケーブルやひも状のものは、片付けたつもりだったのに、何を飲み込んだのか?
それは、きんちゃく袋のヒモ部分でした。
洗濯ばさみを小ぶりのきんちゃく袋にまとめてぶら下げていたのです。
確かに紐だけど、私はきんちゃくの口を絞る紐は、単にきんちゃく袋という認識で見落としていたorz
紐を噛みちぎって、きんちゃく本体から抜いて、丸ごと飲み込んだみたい。
自力で吐き出せればいいのだけれど、胃液が出るばかりでヒモ本体は出てこない…
紐の誤飲は怖い
翌日まで様子を見ようかと思ったのですが、紐の誤飲について検索したら、腸まで達したら、アコーディオン状にしぼられて、腸閉塞になるといった怖い情報が!
まだ、病院が開いている時間だったので、慌てて連れていきました。
最初にレントゲンを撮ったのですが、これでは紐の位置は判明せず。
結局、その日は入院し、翌日別の検査をした上で、おそらく開腹手術をすることになると言われました。
手術の結果と検査で判明したこと
翌日、仕事を終えて病院へ伺ったところ、手術は無事成功していました。
紐は胃の中で止まっていたそうです。
そして、手術前の検査で偶然分かったのですが、プリティーガールは片方の腎臓が機能していないとのこと。
猫は腎臓病を発症しやすいので、おしっこの量に注意して観察した方がいいとアドバイスされました。
現在は14歳越えのプリティーガールですが、今のところ、腎臓病の症状はありません。
結局このときは1週間の入院だったと思います。
里親さんへの事情説明
当初のお届け予定日には、プリティーガールはまだ退院できそうになかったので、里親さんに連絡しました。
誤飲事件と腎臓に問題が見つかったことを伝え、その上で、2匹一緒に引き取ることを希望するかを確認するためです。
無理しなくていいので、じっくり考えてくださいとお伝えして、後日回答を頂きました。
結果として、プリティーガールは、うちの子になりました^^
私は実際、ほっとした。
もう、情が移ってしまっていたんですよね。
全員を手放すなんて無理だったんだと思う。
入院と手術にかかった費用
プリティガールの誤飲事件で、各種検査と手術、および1週間の入院にかかった費用のトータルは20万円ちょっとだったと思います。
それ以外で大きく費用が掛かりそうだったのが、ママンとプリティガール、てんちゃんの避妊手術代です。
かかりつけの病院だと1匹あたり2万5千円だったので、悩んだ末に保護猫活動をしている団体さんを頼り、1匹あたり5千円で処置していただきました。
本当に助かった!
そして、里親さんには、一部の費用を負担していただいています。
その後のプリティーガールの医療費
誤飲事件以後、幸いプリティーガールは健康で、大きく医療費は掛かっていません。
肛門腺破裂の処置をしてもらったことがあるくらいかな?
現在は、半年に1度の尿検査を受けていますが、以前は毎年接種していた3種混合ワクチンは、3年に1度になりました。
ペットのいる暮らしは、楽しいことがたくさんあるけれど、手間もかかるし急な出費も覚悟する必要があるというお話でした。
読んでいただいた方の参考になれば。
本に掲載していただきました。
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