路地の奥のリノベーション済み京町家に猫と共に暮らしています。
私がこのブログを始めたのは、既に取り壊されたレンガ造りアパートメントの記録を残したかったという理由が大きいです。
住み始めたときは、既に築100年を超えていた。
私はそこで約10年暮らしました。
京都の洋館にはよくあるのですが、正面はなぜかレンガの上にモルタル?セメント?が塗り重ねられたデザイン。
電線が凄いw
裏側から見るとこんな建物です。
アパートというより工場っぽいですよね。
元々は変電所として建てられた建物がアパートに転用されていたからです。
退去後に知りましたが、京都市の産業遺産に登録されていました。
これは、3階の共用ベランダから見た景色。
結構な街中なのに、隣がジャングル^^;
個人の住宅だったと思いますが、人の住んでいる気配はなかったですね。
古いから、建物のあちこちにガタが来ていたし、レンガ造りは熱帯化した近畿地方の気候には合わず、めちゃくちゃ暑かったけど、私はこのアパートが大好きでした。
苦手な人は、足を踏み入れるのも躊躇するけど、気に入る人は長く住みつく
そんなアパートだったと思います。
アパートのオーナーが変わり、取り壊されることなったことが、退去の理由です。
ペット可の賃貸が少ないので、中古マンションの購入を決意し、その過程で紆余曲折があり、現在の路地の奥の町家へたどり着きました。
まさかの築100年越えのレンガ造りアパートメントから、築100年越えの町家へ。
私は現在の住まいを愛していますが、あの古いアパートのことも愛していました。
既に建物はありませんが、私が覚えていることだけでも、記録に残しておきたかった!
取り壊し前に、当時の住人どうしでルームツアーをしたのは楽しい思い出です ♪
地上げ屋に対する対応策を相談したりして、ちょっとチームっぽい繋がりが出来ていましたよ。
大変な思いもしましたが、面白いこともたくさん経験できた素敵なアパートでした。
特別お題「わたしがブログを書く理由」
本に掲載していただきました。
ポチっと押してもらえると更新の励みになります。