路地裏の生活者

路地の奥のリノベーション済み京町家で猫たちと共に暮らしています。長年暮らした築100年を超えるレンガ造りアパートメントが取り壊されることになり、中古マンションの購入を検討しましたが、たどり着いたのは築100年越えの路地の奥の町家でした。

路地の家の欠点②

うちはリノベーション済みの町家です。

私がリノベーション工事を依頼したわけではなく、工事済みの物件を購入しました。

好みドンピシャの内装で一目ぼれだったのです(//∇//)\

内装だけではなく躯体の補強も含めたフルリノベーションがされていますが、伝統工法ですので建物は土台に緊結されておりませぬ。

建築基準法って何それ?の世界です。

まずここで1つ目のリスク

耐震性能は大丈夫なの?

伝統土台

 ↑

伝統工法の土台.。うちではありません。

これに関しては多少悩みましたが、地盤の強さを過信してみることに致しました。

少なくとも100年以上無事に残っているのだー

その間には震度5の阪神淡路大震災もあったー

きっと地盤が強いのだ!

*伝統工法は意外と地震に強いという説もあります。

先日の大阪北部地震でも被害はありませんでした。

しかし、どうしても無視できない災害リスクがあるのです…

火事が怖い(´・_・`)

築年数が古い木造家屋の密集地(めちゃ燃えそう)

高齢者が多い…(以前住んでたアパートで高齢者の空焚きでボヤ騒ぎあり)

路地が行き止まり(逃げ道ないよー!)

うちをお披露目した友人たちも、建物が古いこと自体は味があっていいやん♪

水回り設備が最新なら自分も住んでみたい♪

という感想なんです。

でも…

ちょっと、火事が怖いよねぇ

これ、我が家を見た人は口に出さなくても100%共通の感想だと思います。

路地の家は火事が怖い。

本気でリアルに火事の脅威を感じます。

だからこそ、各戸に防火バケツが用意されてるんでしょうね。

レトロな赤いバケツ可愛い♡とか思ってたけど、めっちゃ実用品でした。

ちなみにバケツは町内会から配布されます。

(少なくともうちの町内は)

路地内には、古そうですが消火器も1台あります。

我が家にも1台備えてます。

路地が行き止まりの件に関しては、こっそり2か所に非常扉があります。

1つは裏のお庭に出る扉で、普段は施錠されてますが、「非常時には電話してください」と電話番号が書いてありますが、不在だったら、塀を乗り越えることになるわ

もう1つは隣の路地のおうちの倉庫内に通じているという扉。

こっちは、非常時には打ち破っていいそうです^^;

古参の住民は電話番号を知っているそうなので、打ち破らずに済むことを願いたい!

「幸せを焼き滅ぼさせない!」という標語が消防団の物置に掲げられてて、以前はえらい大げさな表現やなと思ってましたが、今なら笑えない。

実際にはどこに住んでも火事は怖いはずなんですが、路地の家に住むと切実に火事の脅威を感じます。

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