路地の奥のリノベーション済み京町家に猫と共に暮らしています。
京都市の住宅事情
車が侵入できない狭い路地に面した家が多い京都市内の住宅事情。
我が家も路地の奥の家です。
この路地ですが、形状は複数パターンがあり、通り抜け可能な I 字型。
通り抜けできない行き止まり型の L 字、T 字、ロの字なんかもあります。
我が家の路地は通り抜け不可
我が家は通り抜け不可の形状です。
おそらく、こちらが多数派。
行き止まりになっている理由は、色々あるようですが、うちの路地の場合は、あえて通路に扉を設けて塞いだそうです。
路地の突き当りが、一見壁に見えますが、扉が設けられています。
我が家の設備ではありませんが、隠し扉がある!と知って、この家を買うのは間違いじゃないと確信できた理由のひとつでもあります^^
こういう面白ポイントに惹かれます!
成人男性が本気で蹴破ろうとすれば、蹴破れるだろう華奢な掛け金式の鍵が掛かっているよ。
ここが通行可能なら、実はかなり便利です。
最寄りのバス停まで、徒歩2分程度になると思う。
実際には通り抜けできないので、反対側の路地の出口へ向かい、ぐるっと迂回してバス通りへ向かうので、徒歩5分くらいかかります。
路地を塞いだ理由
なぜ、ここを塞いだのかを地蔵盆の際にご近所さんに伺いました。
塞いだのは20年程以前らしいのですが、通り抜けできていた時代は、この路地の住人以外も通路として利用していたそうです。
その際、自転車泥棒とか、自転車の籠にゴミを捨てていく人とかがいたらしく、ちょっとした工事をするタイミングでふさぐことに決めたらしい。
な、なるほど…
通り抜けできる方が利便性は高いけど、安全性はさがるのね。
私は通り抜けできなくなってから移り住んでおり、利便性は享受しておりませんが、うちの周りに用事のない人は近づかないということで安全性が高いことは理解しています。
1週間ほど、自転車の鍵を掛け忘れたまま、玄関前に停めてたけど盗まれたりしなかったし。
路地を塞ぐリスク
ただし、路地が通り抜けできないことで発生するリスクもあります。
それは、路地の出口付近がふさがれたら閉じ込められるというリスク。
実際、1度だけボヤ騒ぎがあったそうで、その時、初めて路地の奥の隠し扉を蹴破ったそうです。
私は通常、他人を巻き込まず、被害が及ぶのが自分だけなら、安全性より利便性を優先させがち…
しかし、長年ここに住んだ人たちが選択した結果なのだから、おそらく色んな問題が発生した上での決断なのでしょう。
今ある安全性を享受したいと思います。
滅多に他人が近づかないから、ものすごく静かなのは気に入っています♪
本に掲載していただきました。
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